このコーナーでは最近の天気現象について感じたことを載せています。
トピックス
・東京などで初雪 (12/3)
3日の日本列島は、北日本では冬型の気圧配置が続いたが、東日本から西日本にかけては南海上の前線の影響で雨が降った。関東周辺では夜に入って雪に変わった所が多くなり、東京や横浜、静岡県内では山間部の御殿場などで今シーズンの初雪となった。東京の初雪は平年より27日も早かった。しかも、東京・横浜の郊外や御殿場ではうっすらと雪が積もった。こんなに早く雪が降る(積もる)と、「今冬は寒い冬になるのでは」と考えがちだが、太平洋側の雪は真冬よりもむしろ春先に多く、この時期に雪が降ることはめったにないことである。春先の現象がこの時期に見られるということは、今冬も暖冬になるのではないかという気がしてきた。
・11月の記録的少雨から一転、ぐずついた天気続く
11月の静岡県内は晴れの日が多く、たまに低気圧が通過しても地面が多少ぬれる程度の雨しか降らず、11月の降水量は観測史上最少となった所が多かった。しかし、今月に入ってから急に曇りや雨のぐずついた天気が続くようになった。私の住む富士市では、今月に入ってから今日(5日)まで、雨の降らない日は1日もなかった。この原因は、大陸にある高気圧の張り出しが北日本に偏っており、日本の南海上に前線が停滞しているためである(北高型の気圧配置)。この北高型の気圧配置は真冬よりも春先に多いのが普通である。本来なら、この時期は冬型の気圧配置になる日が多く、静岡県内では晴れの日が続くはずである。11月下旬に発表された3か月予報では今冬は冬らしい冬になるということだったが、ここ数日の天気はまさに春先の状態であり、上のトピックでも述べたように、今冬も暖冬になりそうな気配が出てきた。