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上の図と表は、静岡県内の各気象官署（気象台や測候所）と東京･名古屋の雪の降る日数を表したものです。これは、1961年から1990年までの30年間の平年値なので、毎年この図表の通りに降るわけではありません。上記に示した日数より多い年もあれば、逆に全く雪の降らない(0日の)年もあります。ちなみに、表中の「-」はこの30年間に1日も雪が降らなかった(値が存在しない)ことを示し、「0.0」はこの30年間で少なくとも1日は雪が降っていること(平年値が0.05未満)を示します。また、｢1.0｣なら1年に1回、｢0.1｣なら10年に1回の割合ということになります。 1年間に降る雪の日数は、東京や名古屋では10日以上であるのに対して、静岡県の平野部では浜松で7日強とやや多い他は、5日未満であり、特に石廊崎では2日弱しかありません。全体的な傾向として、東京や名古屋に近い地域ほど多く、遠い地域ほど少なくなっています。 月別の日数を見てみると、静岡県内ではいずれの地点でも2月が最も多くなっています。2月は平年値が1日未満の地点がなく、少なくとも1日は雪が降っているということになります。この結果、静岡県内では2月が最も雪の降りやすい時期だと言えます。2番目が1月、3番目が3月という順になっています。1月と3月を詳しく分析してみると、1月は三島の日数が静岡や御前崎より少ないことから、県西部の方が日数が多くなっている傾向にあります。この理由は、名古屋では2月より1月の方が若干多くなっており、名古屋に近い地域ほど1月の日数が多くなると考えられるからです。3月は逆に三島の日数が静岡や御前崎より多いことから、県東部の方が日数が多くなっている傾向にあります。この理由は、東京と名古屋を比較した時に3月以降は東京の方が多くなっており、東京に近い地域ほど3月の日数が多くなると考えられるからです。また、東京や名古屋では11月や4月にも雪が降っていますが、静岡県の平野部では浜松と網代を除いて雪は降っていません。 |
