雪関連記事 (2001年度)

 2001年度(2001-2002年冬季)の静岡県内の雪に関連する新聞記事を紹介しています。
以下に紹介している新聞記事は、静岡新聞編集局情報調査部から転載許諾を得ています。


12月15日 1月2・3日 1月5日 1月17・18日 2月10日

◎ 2001年12月15日 (西高東低型)

 

◆ スキー場恵みの雪 県内この冬一番の寒さ (静岡新聞 2001年12月16日朝刊1面)

 冬型の気圧配置が強まり、北日本から東日本の日本海側で大雪が降るなど各地で大荒れになった15日、県内でも最高気温が平年を5度前後も下回る、この冬一番の"寒い一日"となった。
 静岡地方気象台の観測によると、この日、平年に比べて34日も早く初雪を観測した静岡市では、夕方までみぞれが観測され、最高気温も8.5度と、平年より5.3度も低かった。日本気象協会静岡支店によると、水窪町西浦地区で3センチの積雪となったほか、静岡市の井川でも朝から昼にかけて風花が舞った。
 各地の最高気温は、浜松7.8度、三島9.1度、御前崎8.1度、石廊崎8.4度などで、軒並み平年を4−5度下回り、この冬最も低かった。
 風も強く、全県に朝から強風・波浪注意報が出された。静岡では午前10時55分に17.4メートル、御前崎では午前5時19分に27メートルの瞬間最大風速を観測した。ただ、この風の影響で放射冷却の効果が弱まり、最低気温は平年を下回ったところでも、1−3度のマイナスにとどまった。
 この寒さは15日夜から16日未明がピークで、16日以降はやや弱まるという。

 静岡市井川のリバウェル井川スキー場では、前日夕方から降り出した初雪が3センチほど積もった。23日のオープンに向けて、既に降雪機などを使ってゲレンデづくりを進めていたスキー場には恵みの雪となった。本格的なウインタースポーツシーズン入りは間もなくだ。

◎ 2002年1月2・3日 (西高東低型)

 

◆ 県内冷え込む 浜松で初雪 (静岡新聞 2002年1月3日朝刊31面)

 2日の県内は上空に強い寒気が流れ込み、午後から急激に冷え込んだ。浜松で平年より2日早く、昨年より7日遅い初雪を観測したのをはじめ、県内各地で雪が降った。
 日本気象協会静岡支店によると、朝の最低気温は静岡4.6度、浜松4.1度、三島3.3度といずれも平年を上回ったが、浜松で正午に6.9度だった気温は午後2時に3.5度まで下がった。
 浜松市内では昼過ぎから夕方にかけて断続的に風花が舞った。時折、晴れ間を覆うように黒い雲が広がると、冷たい西風とともに雪が吹き付けた。

 

◆ 寒波で県西部も雪景色 (静岡新聞 2002年1月4日朝刊1面)

  日本列島を襲ったこの冬一番の寒波の影響で、3日未明から朝にかけて県西部地方でも雪が降り、山間部では銀世界となった。
 東名高速道路の浜松−一宮(愛知)間が一時通行止めになったほか新幹線にも遅れが出るなど、交通機関が大幅に乱れUターン客の足にも影響が出た。

 

◆ Uターン 雪 "足"混乱 県西部で通行規制 (静岡新聞 2002年1月4日朝刊31面)

  年末年始をふるさとや行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュがピークを迎えた3日、強い寒気の流れ込みによる愛知県や県西部地方での積雪の影響で、東名高速道路や国1バイパスの一部が通行止めとなった。新幹線も軒並み遅れ、Uターンの人たちの足が大きく乱れた。

 

◆ 新幹線も大幅遅れ (静岡新聞 2002年1月4日朝刊31面)

  県内では長野県境に近い磐田郡水窪町で5、6センチ、引佐郡三ヶ日町で2、3センチ積もったほか、浜松市や湖西市などでも一部で積雪が見られた。
 東海地方の雪の影響で東名高速道路は同日未明から約8時間、浜松−一宮(愛知)インター間が、国1浜名バイパスは浜松市から愛知県境の区間で5時間それぞれ通行止めとなった。山間部の主要道路でも通行止めやチェーン規制が敷かれた。
 新幹線は始発から下りが浜松−新大阪間、上りが京都−浜松間で最高速度を70キロから230キロとする徐行運転を行い、上下合わせて263本が1時間半から10分遅れた。
 県警交通管制センターによると、東名高速道路は浜松−豊川間の規制が解除された3日昼からUターンの車が集中し、上り線で渋滞が発生した。午後8時現在、渋滞は焼津西バス停付近から相良牧之原インター付近まで約16キロ、裾野バス停付近を先頭に約14キロ、富士市の松岡バス停付近を先頭に約6キロと延び、ノロノロ運転が続いた。
 また、一般道も伊豆半島の国道135号線が伊東市内で最高約6キロ、熱海市内で約5キロ渋滞した。
 一方、JR東海によると、新幹線も午後から上りで混雑が目立ち、静岡駅に停車する「こだま」は午前中に乗車率100%を超え、その後は軒並み満席に。夕方の「ひかり」は130%の込み具合だった。
 JR浜松駅では、大きな荷物を手にした客らが新幹線改札口付近で、駅員に運転状況や込み具合を確認する姿が見られた。

 

◆ 名古屋、41年ぶりの大雪 (静岡新聞 2002年1月4日朝刊31面)

  日本列島は3日、この冬一番の寒気の影響で、名古屋市で17センチの積雪を一時記録するなど、西日本から北日本の広い範囲で大雪となった。名古屋市の積雪は、1月としては19センチを記録した1961年以来。気象庁によると、日本付近は2日夕方から3日にかけて強い冬型の気圧配置が続き、西日本から北日本は氷点下30度以下の寒気に覆われた。

◎ 2002年1月5日 (西高東低型)

 

◆ 積雪で町道通行止め (静岡新聞 2002年1月6日朝刊26面)

 磐田郡水窪町から長野県南信濃村に抜ける主要ルート、町道白倉川線の遠木沢−兵越峠間が5日夕、積雪のため通行止めとなった。
 水窪町建設課によると、県境の兵越峠付近で約20センチほどの雪が積もっているという。

◎ 2002年1月17・18日 (局地前線型)

 

◆ 県内で交通規制 積雪、凍結の影響 (静岡新聞 2002年1月18日夕刊2面)

  県内山間部の道路などで、積雪や凍結による通行規制が相次いでいる。18日にチェーン規制となったのは、国道469号線・富士市勢子辻−裾野市境▽主要地方道伊東西伊豆線・天城湯ヶ島町風早峠−同町仁科峠▽県道達磨山西浦線・戸田峠−西伊豆スカイライン▽県道西天城高原線・天城湯ヶ島町風早峠−同町船原峠▽有料道路西伊豆スカイラインの5路線。
 同日午前11時現在、県内20路線25カ所で冬季閉鎖を含めた通行規制が取られている。

◎ 2002年2月10日 (局地前線型)

 

◆ 御殿場で積雪 (静岡新聞 2002年2月11日朝刊28面)

  局地的な前線が駿河湾付近に発生し、北東の冷たい風が吹き込んだ影響で県内東部地方の山間部などでは10日、雪が降った。御殿場市中心部でも午前9時半ごろから雪が舞い始め、夕方までに家々の屋根や植え込み、畑などに約5センチほど積もった。


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