雪関連記事 (2004年度)

 2004年度(2004-2005年冬季)の静岡県内の雪に関連する新聞記事を紹介しています。
以下に紹介している新聞記事は、静岡新聞編集局情報調査部から転載許諾を得ています。


12月29日 12月31日 1月11日 1月15日 1月26日
2月1・2日 2月18・19日 2月26・27日 3月1日 3月4日 3月5日

◎ 2004年12月29日 (南岸低気圧型)

 

◆ 東部で積雪 県内厳しい寒さ (静岡新聞 2004年12月30日朝刊1面)

  県内は29日、南海上を通過した低気圧の影響で、全域で天気が崩れ、東部などの山沿いでは積雪を観測するなど、厳しい寒さになった。
 静岡地方気象台の観測によると、各地の最高気温は静岡7.3度、浜松7.0度、三島6.3度などで、いずれも平年を4−6度下回った。日本気象協会静岡支店によると、伊豆の天城高原や裾野市十里木では10センチ前後の雪が積もった。
 小山町須走でも、朝から降り続いた雪が15センチほど積もった。自宅前で雪かきに励む主婦は「暖冬と思っていましたが、やっぱり冬ですね」と実感を込めた。
 寒気は20日がピークで、21日は朝方冷え込むが、日中の寒さは緩みそう。
 雪の影響で、国道469号が一時通行止めになったほか、県東部を中心に29路線でチェーン規制が行われた。

 

◆ 銀世界 子供ら遊びに歓声 裾野 (静岡新聞 2004年12月31日朝刊14面)

 裾野市須山の牧場地域は、30日も一面の銀世界となった。前日降り続いた雪が大地を覆い、雪国のような景色が広がっている。
 観光施設「忠ちゃん牧場」わきの牧草地では、青空の下、雪化粧した富士山をバックに、子供たちが歓声を上げてそり滑りや雪遊びを楽しんだ。

 

◆ 久しぶり"雪化粧" 県内冷え込む (静岡新聞 2004年12月31日朝刊25面)

 30日の県内は、天候が回復し好天に恵まれたが、放射冷却現象の影響で、各地で冷え込んだ。静岡地方気象台の観測では、同日朝の最低気温は静岡が氷点下0.6度、三島が同0.8度で、この冬初めての冬日を記録した。また、浜松2.3度、網代3.5度とこの冬一番の寒さとなった。31日は再び天気が崩れ、山間部では雪、平野部は雨または雪が交じる見込み。
 南の海上からの低気圧が通過した29日、県内は本格的な冷え込みとなり、富士山も三合目辺りまで冠雪した。
 暖冬の影響でこれまで雪が少なかったが、久しぶりの"雪化粧"で本来のりりしい姿を取り戻した。

◎ 2004年12月31日 (南岸低気圧型)

 

◆ 県東部、中部で積雪 東名、沼津−東京間通行止め
  
(静岡新聞 2005年1月1日朝刊31面)

 低気圧が本州南海上を発達しながら通過した31日、各地で雪が降った。
 気象庁によると、西日本から東日本にかけての内陸部や山沿いを中心に降雪が強まっている。元日にかけて九州から北海道までの日本海側を中心に大雪や吹雪となる所があり、全国的に季節風が強まって海上はしける見込み。
 元日夕方までの24時間に予想される降雪量は多い所で、北陸、甲信北部(長野県)で60−80センチ、中国、東海(岐阜県)、関東北部、東北で30−60センチ。
 県内でも、早朝から雪や雨が降った。積雪の影響で東名高速が一部通行止めになり、東海道新幹線にも影響が出るなど、交通機関にも影響が出た。
 静岡地方気象台の観測によると、静岡市井川では27センチ、御殿場市では18センチの雪が積もり、一時は中部北や東部に大雪警報を出した。
 県警交通管制センターによると、東名高速の東京−沼津インター間は午後1時15分から上下線とも通行止めになった。一般道では国道1号の三島−箱根間など県東部を中心にチェーン規制が行われた。
 JR東海静岡支社によると、新幹線は新横浜−小田原間などが上下線とも徐行運転し、最大約30分程度の遅れが出た。JR身延線も積雪の影響で一時不通となった。
 御殿場市では東名高速御殿場インター付近や国道246号で交通渋滞が発生、スリップ事故が多発し、御殿場署員らが対応に追われた。

◎ 2005年1月11日 (西高東低型)

 

◆ 水窪で雪 県内、冬型気圧配置 (静岡新聞 2005年1月11日夕刊2面)

 11日の県内は冬型の気圧配置に覆われ、西部の山間部など雲が多い地域では雪が舞った。朝の最低気温は、ほぼ平年並みの所が多かった。
 水窪町では、未明から降った雪が朝には民家の屋根や植木などにうっすらと積もった。小学校では体育の授業を利用して子供たちが校庭で雪遊び。「寒い、寒い」と言いながらも楽しそうに雪だるまを並べてはしゃいだ。

◎ 2005年1月15日 (南岸低気圧型)

 

◆ 御殿場 一面の銀世界 県東部・伊豆山間部で大雪
  
(静岡新聞 2005年1月15日夕刊3面)

 県内は15日、発達中の低気圧が南海上から近づいている影響で、中部・東部を中心に未明から雨が降り、県東部の山間部では大雪となった。
 日本気象協会静岡支店によると、御殿場市の乙女峠で26センチ、伊豆の天城山で15センチ、函南町の十国峠で10−15センチの雪が積もった。雨や雪は16日朝まで残る見通し。
 県警交通管制センターによると、芦ノ湖スカイラインと箱根スカイライン、伊豆市の国道136号(旧道)などが通行止めになったほか、県東部を中心にチェーン規制が行われた。
 御殿場市中心部では15日未明から雪に見舞われた。国道246号など幹線道路は積雪のため車の渋滞が一部で発生。住宅地や商店街では雪かきに追われる人の姿が見られた。同市東田中の秩父宮記念公園は、かやぶき屋根の母屋が雪化粧し、一面銀世界に包まれた。

 

◆ 県東部や山間部で雪 (静岡新聞 2005年1月16日朝刊30面)

 発達中の低気圧の通過に伴い、県内は15日、中部・東部を中心に雨または雪となった。
 静岡地方気象台の観測によると、御殿場市の平野部で5センチ、静岡市井川で1センチの雪が積もった。東部の山間部では、積雪が多いところで10−15センチに達する恐れがある。県警交通管制センターによると、同日朝から伊豆市の国道136号(旧道)の通行止めや、県東部を中心にチェーン規制が続いている。

◎ 2005年1月26日 (南岸低気圧型)

 

◆ 校庭で雪かき 御殿場 (静岡新聞 2005年1月26日夕刊2面)

 御殿場市中心部は26日未明から雪に見舞われた。同日朝は家並みが真っ白に覆われ雪化粧し、3、4センチの積雪となった。同市萩原の御殿場小では授業前、児童らがスコップを手に校庭の雪かきに追われた。

◎ 2005年2月1・2日 (西高東低型)

 

◆ 列島寒々 暖国キャンプ雪で中断 鹿児島 (静岡新聞 2005年2月2日朝刊1面)

  強い寒気の影響で日本列島は1日、東北から中国地方の日本海側を中心に大雪や強風に見舞われ、新潟県中越地震の被災地・十日町市で積雪約3メートルと1986年以来の豪雪となった。高知市で2003年以来の積雪6センチを記録し、四国、九州でも初雪を観測。各地で交通網が混乱した。
 県内も冷え込み、静岡市内では夕方、一時雪がちらついた。暖国、鹿児島・国分でキャンプをスタートさせた清水エスパルスは吹雪に見舞われ、予定していた練習試合を急きょ取りやめた。

 

◆ 静岡で初雪 (静岡新聞 2005年2月2日朝刊24面)

 この冬一番の寒気の影響で1日の県内は、静岡市で初雪を観測するなど各地で厳しい冷え込みとなった。
 静岡地方気象台の観測によると、各地の最高気温は静岡6.8度、浜松5.6度、三島8.3度、御前崎5.7度、網代8.1度、石廊崎6.4度などで、平年を2−4度前後下回った。
 県中、西部の山間部では降雪があり、山肌が白く染まった。静岡では市街地でも雪がちらつき、平年より14日遅い初雪となった。沿岸部を中心に強い西風も吹き、低温と相まって寒さが身にしみる一日となった。
 2日朝も氷点下の冷え込みが予想され、静岡地方気象台は各地に低温注意報などを出して、路面凍結や水道管の凍結に注意するよう呼び掛けている。

 

◆ 県内冷え冷え 軒並み氷点下 (静岡新聞 2005年2月2日夕刊1面)

 強い寒気の影響で、2日朝の県内は各地で氷点下となり、浜松、御前崎、網代などでこの冬一番の冷え込みを記録した。
 静岡地方気象台の観測によると、各地の最低気温は、静岡氷点下0.7度(平年1.1度)、浜松氷点下2.1度(同1.5度)、三島氷点下3.3度(同氷点下0.3度)、御前崎氷点下2.1度(同1.9度)、網代0.5度(同3.1度)、石廊崎0.8度(同4.8度)など。3日も冬型の気圧配置が続き、同様の寒さとなる見通し。
 浜松市内は、2日未明から朝にかけて雪が舞った。同市若林町では、わずかに積もった雪の感触を楽しみながら登校する小学生の姿が見られた。

◎ 2005年2月18・19日 (南岸低気圧型)

 

◆ 雪で東名通行止め JR御殿場線にも影響 (静岡新聞 2005年2月19日夕刊3面)

 南海上を進んでいる低気圧の影響で県内は19日、湿った冷たい空気が流れ込んだため、全域でまとまった雨となった。県東部の山間部では雪が積もり、東名高速は未明から一部区間で通行止めになったほか、JR御殿場線に運休や遅れが出た。
 日本気象協会静岡支店によると、午前9時現在、御殿場市街地の積雪は13センチ。しかし、各地の最低気温は御殿場氷点下0.3度、三島1.3度、静岡3.8度、浜松4.6度などで、いずれも平年より高めだった。
 東名高速は午前1時20分ごろから、上り線の沼津−大井松田間が雪のため通行止めになったのに続き、下り線も午前3時50分から大井松田−裾野間が通行止めになった。上下線とも11時すぎ、通行止めは解除された。沼津インター付近は一時、約18キロ渋滞した。
 JR御殿場線は御殿場駅で午前5時15分ごろ、始発電車のパンタグラフが雪で上がらなくなった。雪落とし作業のため、上下2本が運休したほか、上下3本に最高で30分の遅れが出て、約500人の足が乱れた。
 御殿場市中心部では18日夜から雪が降り始め、19日朝には十数センチの積雪となった。商店街や住宅の庭先では人々が歩道の雪かきに追われ、ショベルカーが出動して道路の除雪も行われた。

◎ 2005年2月26・27日 (局地前線型)

 

◆ 一面の銀世界 子供は雪合戦も 北駿地方 (静岡新聞 2005年2月27日朝刊18面)

 北駿地方は26日午前から雪が舞い始め、一面に雪景色が広がった。小山町阿多野の町総合文化会館周辺も銀世界に包まれ、雪を踏みしめるようにゆっくりと歩く人々の姿が見られた。同町用沢の「道の駅」では、雪合戦にはしゃぐ子どもたちもいた。

 

◆ 県東部、伊豆北部に雪 富士山南東部大雪警報 東名通行止め
  
(静岡新聞 2005年2月27日朝刊31面)

 26日の県内は、局地的な前線が発生し、東部や伊豆北部で雨や雪となった。御殿場市などでは同日夜までに、所により20センチ以上の積雪があり、静岡地方気象台は富士山南東部に大雪警報を出し、注意を呼び掛けた。
 各地の日中の最高気温は、三島9.4度、静岡11.2度、浜松9.7度など、各地で平年を1−3度下回った。
 雪の影響で東名高速は、沼津−大井松田間で上り線が午後4時過ぎから通行止めになり、午後5時過ぎには上下線とも通行止めとなった。一般道も山間部の県道など10路線14カ所が通行止めになった。
 御殿場署管内の国道や県道の幹線道路は徐行する車が目立った。路面凍結によるスリップ事故も多発した。
 27日は天気が回復し、日中は各地でよく晴れる見込み。

 

◆ “暖国”下田が銀世界 中心部で2、3センチ積雪
  
(静岡新聞 2005年2月28日朝刊18面)

 前夜来の雨が未明から雪に変わった下田市中心部では27日朝、家々の屋根や垣根、公園の広場、乗用車のボンネットなどに2、3センチほどの積雪が見られた。
 うっすら雪化粧した伊豆急下田駅前のバスターミナル周辺では、通り掛かりの子供たちが雪を丸めてはしゃぎ合う姿も。西伊豆東海バスの長谷川一雄運転手(42)は「まさか下田で雪が積もるとは。この仕事に就いて14年になるが、初めて。視界が悪いので路面と対向車に注意したい」と話し、気を引き締めた。
 同市の山あいにあるゴルフ場「下田カントリークラブ」は積雪のため、通常より3時間ほど遅らせて午前11時から営業(ラウンド)を始めた。一方、早咲きのカワヅザクラが満開の河津町、南伊豆町でも、早朝は一帯が白くなったという。

 

◆ 下田中心市街で十数年ぶり積雪 東名通行止め解除
  
(静岡新聞 2005年2月28日朝刊31面)

 局地的な前線と真冬並みの寒気による県東部、伊豆の雪は所によって27日未明まで続き、多いところで30センチ前後の積雪を観測、道路網などに影響が出た。
 日本気象協会静岡支店によると、同日午前9時での積雪は裾野市内で35センチ前後、芦ノ湖スカイラインで20−30センチ、天城山で15センチなど。伊豆では山間部以外でも、下田市中心市街地で十数年ぶりという積雪が見られ、地元の人々を驚かせた。日中の気温も上がらず、各地の最高気温は平年を2−6度前後下回った。
 雪と路面凍結のため、26日夕から続いていた東名高速沼津−大井松田インター間の上下線の通行止めは、27日午後2時すぎまでに、ようやく解除され、通行止めは20時間以上に及んだ。県警交通管制センターによると雪の影響で同3時現在、小山町の県道足柄峠線など5路線7カ所が通行止め、御殿場市内の国道138号など25路線38カ所がチェーン規制となっている。

◎ 2005年3月1日 (局地前線型)

 

◆ 御殿場積雪13センチ (静岡新聞 2005年3月2日朝刊18面)

 1日の県内は、駿河湾上に発生した局地的な前線と上空の寒気の影響で、東部や伊豆で雨や雪になった。静岡地方気象台によると、御殿場市では夕方から雪が積もりはじめ、午後7時には13センチの積雪を観測した。
 雪の影響で、東名高速下り線大井松田インター−足柄サービスエリア間の右ルートが午後5時から通行止めになったほか、御殿場市内の国道138号、国道469号などでチェーン規制が行われた。
 2日の県内は冬型が緩み、日中は各地で晴れる見込み。

◎ 2005年3月4日 (南岸低気圧型)

 

◆ 都心に雪、交通乱れ 県内、御殿場で9センチ (静岡新聞 2005年3月4日朝刊28面)

 発達中の低気圧の影響で、関東地方では4日未明から雪が降った。都心でも雪が積もり、飛行機や鉄道など各交通機関に乱れが出た。3月に都心で1センチ以上の積雪を観測したのは1998年以来。
 気象庁の観測によると、同日午前10時現在、各地の積雪は、東京・大手町で2センチ、宇都宮市で11センチなど。
 空の便では、羽田空港や仙台空港を離着陸する全日空の計38便が欠航し、約7100人に影響した。
 JR常磐線では、金町−松戸間の江戸川橋りょうを通過した下り電車に、アーチ部から落下したとみられる雪が当たり、運転席のガラスにひびが入った。
 大学の中には入学試験の開始時間を遅らせたところもあった。東京都品川区の立正大学は30分、西東京市の武蔵野大学は1時間繰り下げた。
 4日未明から県内でも東部や伊豆などで雪やみぞれとなった。静岡地方気象台の観測では、午前10時現在の積雪は御殿場9センチ、静岡市井川3センチ。しかし、各地の最低気温は御殿場氷点下0.1度、三島3.0度、静岡5.1度、浜松4.7度で平年を上回った。
 雪の影響で、一般道は山間部の県道などで11路線12カ所が通行止めになった。東名高速は東京−沼津間の上下線で最高速度が50キロに規制されている。
 JR東海道新幹線は、品川−小田原間の上下線で始発から徐行運転を続け、JR東海によると、こだま567号(東京発名古屋行き)が24分遅れたのを最高に、上下線計66本が24−3分遅れ、乗客約5万3千人が影響を受けた。

 

◆ 春雪うっすら鮮やか紅梅 伊豆・修善寺 (静岡新聞 2005年3月5日朝刊20面)

 4日未明の降雪で、伊豆の山間部の観光地は雪景色。春雪が観光客を喜ばせた。
 伊豆市の修善寺自然公園内の梅林では、1、2センチほど積もった雪が、地面をうっすらと白く覆った。昼すぎにはほとんど解けてしまったが、名古屋市から観光で訪れた伊志田智子さん(30)は「暖かなイメージの伊豆で雪が見られるとは思いませんでした。梅の花は雪景色に映えますね」と白い雪と紅梅のコントラストを楽しんだ。
 同市湯ケ島の標高約710メートルの旧天城トンネル付近は、約15センチの積雪を記録。川端康成の「伊豆の踊子」の舞台は、銀世界の中でひっそりとたたずんだ。

 

◆ 県内寒い啓蟄 ツクシもブルブル 静岡 (静岡新聞 2005年3月5日夕刊1面)

 5日は、冬ごもりの虫が地中からはい出してくるとされる「啓蟄(けいちつ)」。県内は放射冷却の影響で、平年より寒い朝となった。
 静岡市広野では、保育園児が近くを流れる丸子川沿いを散歩。穏やかな日差しの下、土手の斜面に春の訪れを告げるツクシの群生を見つけ、目を輝かせながらツクシ狩りを楽しんでいた。
 日本気象協会静岡支店によると、各地の朝の最低気温は浜松2.7度(平年3.6度)、静岡1.2度(同3.7度)、三島2.5度(同2.7度)、御前崎3.0度(同4.2度)など平年気温を下回った。晴れ間が広がった天気も夜からは下り坂で、6日明け方にかけて山間部を中心に雪やみぞれとなる見込み。
 4日の雪の影響で、県内の一般道は5日も東部の県道など2路線2カ所で通行止めとなっている。東名高速の速度規制は朝までに解除された。

◎ 2005年3月5日 (局地前線型)

 

◆ 山間地で大雪の恐れ 県内中、東部 (静岡新聞 2005年3月6日朝刊28面)

 静岡地方気象台は5日、低気圧の接近と上空の強い寒気の影響で、県内の中部や東部の山間地で6日朝から昼前にかけて大雪になる恐れがあるとして、警戒を呼び掛けた。同気象台は、6日昼までの24時間降雪量は、山間地の多いところで10−15センチに達すると予想。積雪による交通規制や、電線などへの着雪にも注意が必要としている。
 雪の影響で県東部の県道など2路線2カ所で行われていた通行止めは5日午後4時ごろ、それぞれ解除された。

 

◆ 春足踏み、大室山雪景色 伊東 (静岡新聞 2005年3月7日朝刊1面)

 伊東市池の大室山が6日、山焼き後の黒い山肌の上に白く雪化粧した。同山は海抜581メートルだが、年に1回くらいの積雪はある。今回は5日までの降雪で真っ白になった。6日は強い寒気を伴った低気圧が南海上を東へ進んだため、寒い1日となり、隣接するゴルフ場も一面銀世界。近くの観光施設では観光客を迎えるため、前日まで従業員が除雪作業にあたった。


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