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2005年2月26・27日 (局地前線型)
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◆ 一面の銀世界 子供は雪合戦も 北駿地方 (静岡新聞 2005年2月27日朝刊18面)
北駿地方は26日午前から雪が舞い始め、一面に雪景色が広がった。小山町阿多野の町総合文化会館周辺も銀世界に包まれ、雪を踏みしめるようにゆっくりと歩く人々の姿が見られた。同町用沢の「道の駅」では、雪合戦にはしゃぐ子どもたちもいた。
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◆ 県東部、伊豆北部に雪 富士山南東部大雪警報 東名通行止め
(静岡新聞 2005年2月27日朝刊31面)
26日の県内は、局地的な前線が発生し、東部や伊豆北部で雨や雪となった。御殿場市などでは同日夜までに、所により20センチ以上の積雪があり、静岡地方気象台は富士山南東部に大雪警報を出し、注意を呼び掛けた。
各地の日中の最高気温は、三島9.4度、静岡11.2度、浜松9.7度など、各地で平年を1−3度下回った。
雪の影響で東名高速は、沼津−大井松田間で上り線が午後4時過ぎから通行止めになり、午後5時過ぎには上下線とも通行止めとなった。一般道も山間部の県道など10路線14カ所が通行止めになった。
御殿場署管内の国道や県道の幹線道路は徐行する車が目立った。路面凍結によるスリップ事故も多発した。
27日は天気が回復し、日中は各地でよく晴れる見込み。
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◆ “暖国”下田が銀世界 中心部で2、3センチ積雪
(静岡新聞 2005年2月28日朝刊18面)
前夜来の雨が未明から雪に変わった下田市中心部では27日朝、家々の屋根や垣根、公園の広場、乗用車のボンネットなどに2、3センチほどの積雪が見られた。
うっすら雪化粧した伊豆急下田駅前のバスターミナル周辺では、通り掛かりの子供たちが雪を丸めてはしゃぎ合う姿も。西伊豆東海バスの長谷川一雄運転手(42)は「まさか下田で雪が積もるとは。この仕事に就いて14年になるが、初めて。視界が悪いので路面と対向車に注意したい」と話し、気を引き締めた。
同市の山あいにあるゴルフ場「下田カントリークラブ」は積雪のため、通常より3時間ほど遅らせて午前11時から営業(ラウンド)を始めた。一方、早咲きのカワヅザクラが満開の河津町、南伊豆町でも、早朝は一帯が白くなったという。
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◆ 下田中心市街で十数年ぶり積雪 東名通行止め解除
(静岡新聞 2005年2月28日朝刊31面)
局地的な前線と真冬並みの寒気による県東部、伊豆の雪は所によって27日未明まで続き、多いところで30センチ前後の積雪を観測、道路網などに影響が出た。
日本気象協会静岡支店によると、同日午前9時での積雪は裾野市内で35センチ前後、芦ノ湖スカイラインで20−30センチ、天城山で15センチなど。伊豆では山間部以外でも、下田市中心市街地で十数年ぶりという積雪が見られ、地元の人々を驚かせた。日中の気温も上がらず、各地の最高気温は平年を2−6度前後下回った。
雪と路面凍結のため、26日夕から続いていた東名高速沼津−大井松田インター間の上下線の通行止めは、27日午後2時すぎまでに、ようやく解除され、通行止めは20時間以上に及んだ。県警交通管制センターによると雪の影響で同3時現在、小山町の県道足柄峠線など5路線7カ所が通行止め、御殿場市内の国道138号など25路線38カ所がチェーン規制となっている。
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