雪関連記事 (2006年度)

 2006年度(2006-2007年冬季)の静岡県内の雪に関連する新聞記事を紹介しています。
以下に紹介している新聞記事は、静岡新聞編集局情報調査部から転載許諾を得ています。


1月7日 1月21・22日 4月17日

◎ 2007年1月7日 (西高東低型)

 

◆ 県内強風、各地に初雪 石廊崎34.8メートル 全国も大荒れ
  
(静岡新聞 2007年1月8日朝刊1面)

 7日は、前日に雨をもたらした低気圧が急速に発達し、冬型の気圧配置が強まり、県内でも北から流れ込んだ雪雲が前夜から山間部などに雪を降らせた。
 平野部は日中、おおむね晴れたが、やや強い風が吹き、浜松市で工場兼住宅のトタン屋根を飛ばすなどの被害が出た。市街地でも雪が舞い、観測点の静岡市内と御前崎市内で初雪を観測した。
 静岡地方気象台によると、静岡市内の初雪観測は平年より11日早く、昨年より16日遅い、御前崎市では平年より18日早く、昨年より16日遅い。最大瞬間風速は石廊崎で34.8メートル、網代33.6メートル、御前崎30.2メートル、浜松で28.3メートルを観測した。
 浜松市水窪町では、午前7時ごろから雪が舞い始め、瞬く間に町を銀白色に包んだ。町中心部での本格的な降雪は今冬初。商店街通りも一面の雪に覆われ、銀世界の町並みを散策する親子連れの姿も見られた。
 気象庁によると、最大瞬間風速は八丈島で48.5メートル、北海道の浦河で48.0メートル、函館40.1メートル、北海道の釧路と新潟県の相川で36.1メートルを観測した。八丈島と函館、釧路は1月に吹いた風としては観測史上最大。7日午後7時現在の24時間降雪量は、北海道の留辺蘂で81センチなど、北海道や日本海側を中心に大雪となった。
 気象庁は、7日をピークに、8日にかけて、北日本から西日本の広い範囲で暴風や大しけになり、日本海側を中心に大雪の可能性があるとして厳重警戒を呼び掛けた。

 

◆ リバウェル井川スキー場 暖冬…待望の銀世界 13日一部オープン
  
(静岡新聞 2007年1月10日朝刊27面)

 静岡市営リバウェル井川スキー場(葵区井川)が13日、予定からほぼ20日遅れで一部オープンする。今季のオープンは昨年12月23日の予定だったが、暖冬の影響で人工降雪機を使用できる条件が整わないため、延期されていた。平成元年の営業開始以来、年を越してのオープンは16年の1月1日以来、2度目。最も遅いシーズン入りとなる。
 同スキー場によると、9日現在、人工降雪でつくった雪山をならして押し固めると、スキーゲレンデの60%が約50センチの「積雪」で滑走可能になる見通し。そりゲレンデは全面使用可能になるという。
 同スキー場の営業は3月4日まで。12月23日にオープンした昨季は、期間中に1万2千人余りが利用した。

◎ 2007年1月21・22日 (南岸低気圧型)

 

◆ 御殿場 ようやく“銀世界”
  
(静岡新聞 2007年1月22日夕刊1面)

 南海上を北東に進む低気圧や上空の寒気の影響で、22日の県内は未明から東部や伊豆の山間部を中心に雨が雪に変わった。
 御殿場市や小山町などでは、この冬初めての雪となり、22日朝は中心街や郊外の畑などに雪が積もり、銀世界に包まれた。暖冬の影響もあり、前シーズンより1カ月ほど遅かった。
 市立高根小のグラウンドでは、真っ白に積もった雪を楽しみながら元気良く走る児童の姿が見られた。

◎ 2007年4月17日 (局地前線型)

 

◆ 4月半ばの銀世界 裾野・富士山2合目
  
(静岡新聞 2007年4月18日朝刊27面)

 県内で雨空が広がり、肌寒さも感じた17日、富士山二合目にある標高約1500メートルの水ケ塚公園(裾野市須山)周辺では、1センチほど雪が積もった。昼すぎでも気温は0度を超えず、富士山スカイライン沿いや公園の芝生の上に雪が降り積もり、所々に銀世界が広がった。
 同公園売店で約10年間働いている堀内すみ子さん(58)は「4月初めの積雪はよくありますが、中旬を過ぎたこの時期では、あまり記憶にありません」と身を震わせた。


※ 記事の転載にあたっては、静岡新聞編集局情報調査部から許諾を得ています。
※ 転載した記事の著作権は全て静岡新聞社に帰属します。無断転載を禁止します。


ホーム / お天気の部屋 / 静岡の雪