◆ 県内強風、各地に初雪 石廊崎34.8メートル 全国も大荒れ
(静岡新聞 2007年1月8日朝刊1面)
7日は、前日に雨をもたらした低気圧が急速に発達し、冬型の気圧配置が強まり、県内でも北から流れ込んだ雪雲が前夜から山間部などに雪を降らせた。
平野部は日中、おおむね晴れたが、やや強い風が吹き、浜松市で工場兼住宅のトタン屋根を飛ばすなどの被害が出た。市街地でも雪が舞い、観測点の静岡市内と御前崎市内で初雪を観測した。
静岡地方気象台によると、静岡市内の初雪観測は平年より11日早く、昨年より16日遅い、御前崎市では平年より18日早く、昨年より16日遅い。最大瞬間風速は石廊崎で34.8メートル、網代33.6メートル、御前崎30.2メートル、浜松で28.3メートルを観測した。
浜松市水窪町では、午前7時ごろから雪が舞い始め、瞬く間に町を銀白色に包んだ。町中心部での本格的な降雪は今冬初。商店街通りも一面の雪に覆われ、銀世界の町並みを散策する親子連れの姿も見られた。
気象庁によると、最大瞬間風速は八丈島で48.5メートル、北海道の浦河で48.0メートル、函館40.1メートル、北海道の釧路と新潟県の相川で36.1メートルを観測した。八丈島と函館、釧路は1月に吹いた風としては観測史上最大。7日午後7時現在の24時間降雪量は、北海道の留辺蘂で81センチなど、北海道や日本海側を中心に大雪となった。
気象庁は、7日をピークに、8日にかけて、北日本から西日本の広い範囲で暴風や大しけになり、日本海側を中心に大雪の可能性があるとして厳重警戒を呼び掛けた。
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