雪関連記事 (2008年度)

 2008年度(2008-2009年冬季)の静岡県内の雪に関連する新聞記事を紹介しています。
以下に紹介している新聞記事は、静岡新聞編集局情報調査部から転載許諾を得ています。


1月9日 2月17日 2月20日 3月3日 3月26日

◎ 2009年1月9日 (南岸低気圧型)

 

◆ 通学路銀色に 御殿場 市街地で積雪
  
(静岡新聞 2009年1月9日夕刊1面)

 低気圧が東海地方の南海上を東北東に進んでいる影響で、県内は9日未明から朝にかけて、中部北、東部で雪が降った。
 静岡地方気象台によると、静岡市葵区井川で5センチ、御殿場市の市街地で3センチの積雪を観測した。同市街地での積雪は今年初めて。
 雪の影響で午前10時現在、県東・中部、伊豆の山間部の一般道36路線で、チェーン規制となったほか、芦ノ湖スカイラインが全面通行止めになった。東名高速道路は、大井松田−裾野間で50キロの速度規制が敷かれている。鉄道への影響は出ていない。
 御殿場市立御殿場小では教員らが雪かきをする中、児童らがはしゃぎながら登校した。同市の秩父宮記念公園では、かやぶき屋根の母屋や庭園が雪化粧し、観光客が風情を楽しんだ。

 

◆ 御殿場 小山周辺 積雪で物損事故多発 スリップ原因 対策呼び掛け
  
(静岡新聞 2009年1月13日朝刊17面)

 御殿場署は9日の積雪の影響で、御殿場市、小山町近辺で物損交通事故が多発しているとして注意を呼び掛けている。
 同署によると、両市町で積雪や路面凍結が原因の物損事故は9日に7件、10日に2件発生した。普通タイヤでスリップし、追突や路外逸脱するケースが多かったという。
 同署は今後、両市町の道路で春にかけて積雪や路面凍結が続くとして、冬用タイヤやチェーンの着用、夜間早朝の運転時の注意、制限速度の順守−などを求めている。

◎ 2009年2月17日 (局地前線型)

 

◆ 県内ブルッ 気温急降下 沼津、市街地も降雪
  
(静岡新聞 2009年2月17日夕刊1面)

 17日の県内は、上空に北から寒気が入り込み、沼津市や三島市、南伊豆町など県東部、伊豆の一部で雪が舞った。季節外れの暖かさが続いた先週末から一変し、冬の寒さが戻った。
 静岡地方気象台によると、各地の最低気温は静岡3.5度、浜松0.6度、三島2.4度。県沼津土木事務所などによると、裾野市、伊豆市、下田市、函南町、西伊豆町などでも積雪が見られ、県道のチェーン規制を行った。沼津市の市街地では、早朝から午前8時すぎまで雪が降り続き、傘を差し身を縮めながら通勤する人の姿が見られた。


 

◆ 県東部の1路線 積雪で通行止め
  
(静岡新聞 2009年2月17日夕刊2面)

 県警によると、県東部の幹線道路は17日、積雪に伴って新たに1路線1カ所が通行止め、6路線6カ所がチェーン規制となった。
 通行止めとなったのは、芦ノ湖スカイラインの箱根峠(三島市)−裾野料金所(裾野市)間。チェーン規制は箱根スカイラインの湖尻峠(裾野市)−長尾峠(御殿場市)間、伊豆スカイラインの天城高原インター(伊豆の国市)−熱海峠インター(函南町)間など。以前からの交通規制区間を合わせると、通行止めが3路線3カ所、チェーン規制が13路線14カ所となった。


 

◆ カワヅザクラ、菜の花 春の雪と競演 南伊豆
  
(静岡新聞 2009年2月18日朝刊16面)

 「第11回みなみの桜と菜の花まつり」が繰り広げられている南伊豆町の青野川沿いで、カワヅザクラの並木と菜の花が満開となっている。珍しく雪が降った17日には、観光客らがピンクや黄色の花々と白い雪の競演を楽しんだ。
 町観光協会によると、この5年間で同まつりの期間中に雪が降ったことはないという。観光客は傘をさしたり防寒具に頭から身を包んだりして雪をしのぎ、時折空を見上げながら桜と菜の花で彩られた土手をゆっくりと歩いていた。
 まつりは3月10日まで。問い合わせは町観光協会<電0558(62)0141>へ。

◎ 2009年2月20日 (南岸低気圧型)

 

◆ 強い風と雨、県内荒れ模様 静岡・井川積雪5センチ
  
(静岡新聞 2009年2月20日夕刊1面)

 発達中の低気圧の影響で、県内は20日午前、ほぼ全域で強い風と雨に見舞われ、中、東部の山間部では雪が降った。静岡地方気象台は静岡市葵区井川で5センチの積雪を観測した。気象庁は、21日にかけて風が非常に強くなるとして、暴風や高波に警戒を呼び掛けた。
 県警交通管制センターによると、静岡市と川根本町を通る国道362号の一部区間や富士山周辺の県道などでチェーン規制の措置が取られた。強風と高波で、熱海と大島を結ぶ東海汽船は早朝の1便を除き、すべて欠航になった。
 静岡地方気象台によると、低気圧は21日にかけてさらに発達し、一時的に冬型が強まる見込み。予想される沿岸の波の高さは4−5メートル、最大風速は陸上で12−18メートル、海上で15−23メートル。

◎ 2009年3月3日 (南岸低気圧型)

 

◆ 県東部など積雪
  
(静岡新聞 2009年3月3日夕刊2面)

 県内は3日、低気圧の影響で昼前から御殿場などで雪が降り始めた。静岡地方気象台は、東部、伊豆、中部北の山地で4日昼までの積雪量を10センチと予想している。
 県警によると、午前11時現在、東名高速道路は沼津−大井松田間で50キロの速度規制、国道138号籠坂峠、乙女峠付近でチェーン規制が敷かれている。鉄道への影響は出ていない。


 

◆ 県内、寒さ真冬並み 東部、伊豆、中部で積雪
  
(静岡新聞 2009年3月4日朝刊31面)

 低気圧の影響で県内は3日、厳しい冷え込みとなり、東部、伊豆、中部の山間部を中心に雪が降った。静岡地方気象台は一時、東部に大雪警報を発令。同日夕までに御殿場市7センチ、静岡市葵区井川1センチの積雪を観測した。4日夕までに東部の山間地で20センチ、中部北と伊豆の山間地で10センチの積雪を予想している。
 3日の最高気温は御殿場市1.2度、静岡市葵区井川1.6度、川根本町と熱海市網代5.3度、三島市5.4度、静岡市駿河区8.1度、浜松市天竜区7.3度など。各地で真冬並みだった。
 この影響で、東名高速道路上り線は3日午後11時20分から、沼津IC−大井松田IC間で通行止めになった。
 一般道は裾野市大野路−同市須山の国道469号と、裾野市須山−同市下和田の県道富士裾野線が通行止め。40路線60カ所以上でチェーン規制の措置が取られた。


 

◆ 積雪で県内交通乱れ 東名、一部通行止め続く
  
(静岡新聞 2009年3月4日夕刊1面)

 東部を中心に前日から大雪に見舞われた県内は4日午前、積雪や凍結の影響で交通の乱れが続いた。中日本高速道路によると、午前11時現在、東名高速道路上り御殿場インターチェンジ(IC)−大井松田IC(神奈川県)間の通行止めで、沼津ICを先頭に約30キロの渋滞が発生している。
 県警によると、国道138号、414号、469号など東部、伊豆の40路線50カ所以上の一般道でチェーン規制が続いている。県道富士裾野線など2路線の通行止めは解除された。雪や凍結で、御殿場署管内などで人身事故3件、物損事故43件が発生した。
 静岡地方気象台が観測した4日午前0時の積雪は御殿場市で16センチ、静岡市葵区井川で8センチ。5日の県内は高気圧に覆われて午前中に晴れ間が広がると予想している。

◎ 2009年3月26日 (局地前線型)

 

◆ 県内 冬に逆戻り 御殿場、小山で降雪
  
(静岡新聞 2009年3月26日夕刊3面)

 上空に寒気が流れ込んだ影響で、26日の県内は各地で冷え込み、御殿場市などの山間部では積雪を記録した。
 静岡地方気象台によると、同日の最低気温は静岡市で4.3度、浜松市で3.7度、三島市で4.9度といずれも平年を3度前後下回った。静岡市葵区井川は氷点下2.3度で1月中旬並みの気温だった。寒さのピークは越えたものの、寒気はしばらくの間停滞するという。
 御殿場市近辺では同日未明から局地的に雪が降り、同市の市街地で1センチの積雪があった。小山町の冨士霊園では見ごろを迎えている梅園が雪景色となり、訪れた観光客らが季節外れの雪をかぶった花々を観賞していた。


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