雪関連記事 (2014年度)

 2014年度(2014-2015年冬季)の静岡県内の雪に関連する新聞記事を紹介しています。
以下に紹介している新聞記事は、静岡新聞編集局情報調査部から転載許諾を得ています。


12月16〜18日 1月30日 2月5日 2月9日 3月12日

◎ 2014年12月16〜18日 (西高東低型)

 

◆ 強風、寒い朝 浜松・水窪で積雪
  
(静岡新聞 2014年12月17日夕刊3面)

 西高東低の冬型の気圧配置が強まり、16日夜から17日朝にかけて静岡県内には寒気が流れ込んで各地の山間部で雪が降った。静岡市駿河区では平年より26日、昨年より29日早い初雪を観測。伊豆南や県中部南などでは18日朝まで強風や高波が続く見込みで、静岡地方気象台は引き続き注意を呼び掛けている。
 17日朝の最低気温は静岡市葵区井川で氷点下3.6度、熱海市網代で2.6度、南伊豆町石廊崎で3.4度など、今季1番の寒さになった。浜松市天竜区佐久間は0.8度。
 最大瞬間風速は石廊崎で18.8メートル、御前崎で15.8メートルで、静岡空港で16.3メートルを記録した。
 浜松市天竜区水窪町の長野県境付近の西浦地区では午前10時、約2センチの積雪。同地区の農業池田絹代さん(82)は「寒い季節がいよいよ来た」と北遠地域への本格的な冬の到来を肌で感じていた。
 断続的な強風の影響で、交通機関にも乱れが出た。JR東海道線は17日午前中、県西部の区間で速度を落として運転したため、静岡−豊橋間で30分以上の遅れが発生し、一部電車が運休になった。空の便でも静岡空港に到着予定だった新千歳発の全日空便が悪天候のため欠航になった。

 

◆ 山間部中心に雪 交通機関に影響 県内
  
(静岡新聞 2014年12月18日夕刊)

 日本上空に寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となっている影響で、県内は18日朝にかけて厳しい冷え込みが続いた。静岡地方気象台によると、浜松市天竜区水窪町で午前4時ごろに5センチの積雪を観測するなど、山間部を中心に雪が降った。静岡市駿河区でも18日未明にかけて降雪を確認した。
 気象台の観測によると、同日朝の最低気温は御殿場市で氷点下5.3度、静岡市葵区井川で同5.0度、菊川市で同2.7度、富士市で同2.5度など。県内18の観測地点のうち、13地点で今季最低を記録し、多くが氷点下になった。強風も続き、最大瞬間風速は同日未明に南伊豆町石廊崎で27.7メートル、御前崎市で21.8メートルなど。
 交通機関にも乱れが出た。JR東海道新幹線は、浜松−新大阪間の積雪の影響で、始発から上りは新大阪−静岡間、下りは浜松−新大阪間で速度を落として運転した。
 浜松市天竜区二俣町の市街地では18日朝、ほぼ全域で積雪し、道路が渋滞するなどの混乱が生じた。同区春野町内でも道路が凍結し、スクールバスが運行を取りやめるなどした。同区二俣町の住民の男性は「市街地で12月中に雪が積もるのは珍しい」と話した。
 気象台によると、冬型の気圧配置は次第に緩み、19日は寒さが弱まる見込み。

◎ 2015年1月30日 (南岸低気圧型)

 

◆ 県内 山間部中心に積雪 御殿場6センチ・井川8センチ
  
(静岡新聞 2015年1月30日夕刊2面)

 前線を伴った低気圧の影響で、静岡県内では30日未明から山間部を中心に雪が降った。静岡地方気象台によると、30日午前10時時点で、静岡市葵区井川で8センチ、御殿場市で6センチの積雪を観測した。
 御殿場市では未明から雪が降り、夜明けには市街地も銀世界となった。JR御殿場駅前では、早朝から駅やバス会社の関係者らが雪かきに追われた。バスの運行ダイヤも乱れ、ターミナルには時計を気にしながらバスの到着を待つ通勤や通学の人たちの列ができた。雪かき作業に当たっていた男性からは「昨年のように大雪が続かなければ良いが」と心配する声が聞かれた。雪の影響で、国道138号の山中湖村−須走間が通行止めとなった。
 気象台によると、雪は30日中に雨に変わるとみられる。31日は強い冬型の気圧配置となり、県内各地でおおむね晴れとなる見込み。

◎ 2015年2月5日 (南岸低気圧型)

 

◆ 山間部で積雪 御殿場3センチ、井川1センチ
  
(静岡新聞 2015年2月5日夕刊)

 日本の南海上を進む前線を伴った低気圧の影響で、県内では5日未明から山間部を中心に雪が降った。静岡地方気象台によると、午前11時時点で、御殿場市で約3センチ、静岡市葵区井川で約1センチの積雪を確認した。気象台は東部や伊豆北を中心に同日夜まで雪への警戒を呼び掛けている。
 浜松市天竜区佐久間町の国道473号「原田橋」崩落事故の現場周辺では同日午前、雪やみぞれが降った。冷え込んだ空気の中、17日の仮設道路の供用開始に向け、工事を進める作業員の姿が見られた。
 御殿場市では通勤、通学の時間帯に大粒の雪が舞った。幼稚園に向かう園児は、歩道に降り積もった雪に足を取られそうになりながら、母親の手をしっかり握り、ゆっくりと歩いていた。
 気象台は6日午前6時までの24時間に、多い所で山間部で10センチ、平野部で5センチの降雪を予想している。

 

◆ 山間部中心に雪 交通機関に影響 県内
  
(静岡新聞 2015年2月6日朝刊)

 県内の山間部を中心に5日未明から観測された雪は、一部で日中も降り続いた。静岡地方気象台によると、午後9時時点で、御殿場市で4センチの積雪を確認した。気象台は6日明け方まで東部や伊豆で降雪が続くとして、路面凍結などに注意を呼び掛けた。
 御殿場市では5日午後、一段と降雪が激しくなった。入学試験が行われた同市ぐみ沢の御殿場西高付近では午後3時ごろ、試験を終えた受験生が、降り積もった雪の上を慎重に歩いて家路に就いた。
 東名、新東名高速道の一部区間で速度規制が行われたほか、県東部の有料道路や国道469号の一部などで通行止めとなった。
 気象台によると、6日は冬型の気圧配置となり、おおむね晴れる見込み。

◎ 2015年2月9日 (局地前線型)

 

◆ つぼみほころび春の装い 熱海梅園、雪との共演
  
(静岡新聞 2015年2月10日朝刊)

 熱海市梅園町の熱海梅園の梅が見頃を迎えている。9日は雪が降り、来園者はかれんに咲く梅と雪の共演を楽しんだ。
 約2.5ヘクタールの園内には59品種472本の紅白梅が植樹されている。これまで開花したのは8割ほど。東京都から夫婦で訪れた男性(77)は「雪と梅のとても情緒ある風景が見られて良かった」と笑顔で話した。
 同梅園では3月8日まで第71回熱海梅園梅まつりが開催中。祝日の11日には琴や尺八の演奏会や、熱海芸妓(げいぎ)連による演芸会、甘酒の無料サービスなどが行われる予定。

◎ 2015年3月12日 (西高東低型)

 

◆ 再び銀世界 水窪で積雪2センチ
  
(静岡新聞 2015年3月12日夕刊)

 強い寒気が流れ込んだ影響で、県内は10日から冷え込みが続いている。浜松市天竜区水窪町では12日朝、約2センチの積雪が確認され、一面に銀世界が広がった。
 静岡地方気象台によると、同日朝の最低気温は三島と松崎を除き、県内すべての観測地点で平年を下回った。静岡市葵区井川で氷点下2.2度、御殿場で氷点下2.1度、菊川牧之原で氷点下2.4度、浜松市天竜区佐久間で氷点下1.7度など。
 春の暖かさに、冬ごもりしていた虫が出るころとされる「啓蟄(けいちつ)」が過ぎた季節外れの雪に、市立水窪小4年の児童(10)は「起きて外を見たら真っ白でびっくりした」と興奮した様子。登校してきた友だちと早速雪遊びを楽しんだ。


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