◆ 強風、寒い朝 浜松・水窪で積雪
(静岡新聞 2014年12月17日夕刊3面)
西高東低の冬型の気圧配置が強まり、16日夜から17日朝にかけて静岡県内には寒気が流れ込んで各地の山間部で雪が降った。静岡市駿河区では平年より26日、昨年より29日早い初雪を観測。伊豆南や県中部南などでは18日朝まで強風や高波が続く見込みで、静岡地方気象台は引き続き注意を呼び掛けている。
17日朝の最低気温は静岡市葵区井川で氷点下3.6度、熱海市網代で2.6度、南伊豆町石廊崎で3.4度など、今季1番の寒さになった。浜松市天竜区佐久間は0.8度。
最大瞬間風速は石廊崎で18.8メートル、御前崎で15.8メートルで、静岡空港で16.3メートルを記録した。
浜松市天竜区水窪町の長野県境付近の西浦地区では午前10時、約2センチの積雪。同地区の農業池田絹代さん(82)は「寒い季節がいよいよ来た」と北遠地域への本格的な冬の到来を肌で感じていた。
断続的な強風の影響で、交通機関にも乱れが出た。JR東海道線は17日午前中、県西部の区間で速度を落として運転したため、静岡−豊橋間で30分以上の遅れが発生し、一部電車が運休になった。空の便でも静岡空港に到着予定だった新千歳発の全日空便が悪天候のため欠航になった。
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