第77回箱根駅伝 往路総括編 (2001.1.2)

今年は母校の駒大の連覇を願っての駅伝観戦。


 

ゴール地点の様子

今年はテレビ放送の時間が7時15分からになったため、テレビで事前情報(エントリー変更など)を確認したあと、7時30分に自宅を出ました。この時間帯は渋滞が全く無いので、芦ノ湖までの道のりは非常に快適でした。しかし、車から降りて芦ノ湖畔へ歩いてみると、5区の選手にとっては向かい風となる強風が吹き、湖面には白波が立っていました。天気のほうも雲が多めでかなり肌寒い状態でした。

そこからは例年通り、箱根神社へ駒大必勝祈願を兼ねて初詣に行ったあと、ゴール地点へ9時30分頃に行きました。去年よりは観客の数が若干少なめのような感じがしましたが、10時頃にはグッズ販売所や特設大画面テレビの前には人だかりができていました。また、ゴール地点設営の準備が急ピッチで進んでいました(写真)。私は最高地点へ移動するまでの間、ゴール地点ではおなじみの特設大画面テレビでしばらくレースの模様(2区)を見ていました。その時、テレビから衝撃的な映像が... テレビの周囲から一斉にどよめきの声があがったことは言うまでもありません。

往路優勝の表彰台 日テレのスタッフ

往路優勝の表彰台 9時25分
(急ピッチで設営中。)

日本テレビのスタッフ 9時27分
(こちらも急ピッチで準備が進む。)

 

最高地点の様子

コンビニで昼食を調達したあと、最高地点へは去年と同様に10時30分頃に向かいました。最高地点へ向かう途中の道路(国道1号線)は去年ほどの渋滞は見られず、比較的スムーズに流れていました。しかし、私がいつも車を停める精進池付近の駐車場はすでに多くの車が駐車しており、あと30分遅れていたら停められないところでした。精進池付近は芦ノ湖畔よりも風が強く、砂ぼこりが舞い、車が揺れるほどの猛烈な風が吹き荒れていました。ここは駒ヶ岳と二子山の間の狭い谷となっており、この地形的な要因が風の勢いを増幅させているようです。まさに「風の谷」といった感じです。

車の中でラジオ中継を聞きながら昼食をとり、例年なら12時30分過ぎには駐車場から最高地点へと向かい、応援と撮影のスタンバイをするのですが、この猛烈な風と寒さのため、13時を過ぎてから向かいました。最高地点へ向かう途中も後ろから吹きつける猛烈な風のおかげで足が勝手に進んでしまうほどでした。最高地点へ向かっている私にとっては追い風ですが、選手にとっては息もできないような向かい風。「果たして選手はこの風の中を走ることができるのか?」と心配になりました。

最高地点に着いて真っ先に目に入ったのが、写真の男性です。これにはびっくりしましたが、「これだけ熱心に駒大を応援してくれる人もいるもんだなぁ」と、ちょっと感心もしてしまいました。この他にも、今年は駒大の応援者がかなり増え、駒大ののぼりや小旗を持っている人を結構見かけました。選手の撮影位置を決めたあと、猛烈な風と凍るような寒さの中で選手がやってくるのをひたすら待ち続けました。そして13時29分、前方に中継車が見えてきました。今年はこの風の影響で、最高地点到達時間が例年より約10分ほど遅れました(例年は13時20分頃)。トップで現れたのは法政大学、そのすぐ後ろに順天堂大学、中央大学と続きました。しかし、そのあとがなかなかやって来ません。「駒大はまだか! 早く来て!」と、1秒でも早く来てくれることを祈りました。上位3校が通過してから約2分後、ようやく我が母校の駒大の姿が見えました。今年の駒大は最高地点を4位で通過しました。また、今回はあまりの風の強さに選手が歩くようなスピードとなり、先導の白バイが一旦止まって選手を待つようなシーンが見られました。その中で、最高地点を5番目に通過した帝京大学の飛松選手が左右に蛇行しており、体も傾いていて、誰が見ても明らかに様子がおかしい。トップ争いから離された駒大以上に心配になりました。

※中継車とトップの選手が通過する時の連続写真はこちらです。(192KB)

駒大応援マン! 駒大のぼり

今年はこんな人も登場 13時15分
(駒大の熱烈なファンか?)

駒大のぼりを持つ応援者 13時23分
(今年は駒大の応援者がかなり増えた。)

上位3校 帝京大学 飛松

上位3校は大混戦 13時29分
(法大のすぐ後ろに順大、少し離れて中大。)

様子がおかしい! 13時32分
(左右へ蛇行する帝京大学の飛松。)

ラジオ中継車 交通規制解除直後
ラジオ中継車 13時29分
(狭い箱(?)の中での実況ご苦労様です。)

最終ランナーの後は... 13時47分
(國學院大学の選手通過直後。)

 


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