第82回箱根駅伝 復路駒大編 (2006.1.3)

ここでは7・9・10区の駒大選手の模様を中心に載せています。


 

総合5連覇ならず

今回私が観戦した駒大の7区安西選手と9区平野選手は箱根駅伝初登場の2年生、10区糟谷選手は前回までの箱根駅伝では好成績を残していた4年生です。

7区の安西選手は前半に6区で抜かれた山梨学院大に追い付きましたが、後半は再び先行を許して、7区終了時点で先頭の順大とは3分半以上という大差になり、総合優勝は絶望的と見られました。しかし、何が起こるか分からないのが箱根駅伝。8区で順大のアクシデントもあり、駒大は単独トップに立ちました。9区の平野選手は出雲・全日本で好走しており、優勝を決定付けるような走りが期待されましたが、徐々に後続との差を詰められ、終盤で亜大に先行を許しました。最終10区の糟谷選手は序盤で亜大との差を詰めましたが、中盤からは詰めることができなくなり、徐々に亜大の背中が遠のいていきました。さらに、終盤で山梨学院大・日大・順大に抜かれて5位で大手町にゴールし、総合5連覇はなりませんでした。

駅伝終了直後は、「これで駒大の黄金時代は幕を閉じた」という非常に寂しい気持ちに包まれましたが、むしろ今回負けたことで、これまでの「勝たなければ」という重圧からは開放され、新たな気持ちでチームが再スタートできるような気がします。かつて駒大が強くなってきた頃の「原点」に戻って、再び優勝争いできるようなチームになることを期待します。
 

7区国府津駅付近を通過する安西選手
7区国府津駅付近を通過する安西選手 (9時28分通過)
この時点で先頭の順大とは約1分45秒差

 

安西選手の背後に山梨学院大の親崎選手

前を行く順大を追いたい所だが...

安西選手の背後に山梨学院大の親崎選手

 

前を行く順大を追いたい所だが...

 

9区 トップに立ち白バイの先導を受ける

後続との差を開きたい所だが...

9区 トップに立ち白バイの先導を受ける

 

後続との差を開きたい所だが...

 

9区保土ヶ谷駅付近を通過する平野選手
9区保土ヶ谷駅付近を通過する平野選手 (11時47分通過)
この時点で2位との差は約50秒

 

10区田町駅付近を通過する糟谷選手
10区田町駅付近を通過する糟谷選手 (13時15分通過)
この時点で先頭の亜大とは約50秒、3位との差は約1分05秒

 

4連覇のゴールまであとわずか

駅伝終了後の大手町ゴール付近

先頭との差は開き、後続との差は縮まり
非常に苦しい展開に...

駅伝終了後の大手町ゴール付近
選手の健闘を称えて校歌を歌う

 


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