第5章 雪が降る時の気圧配置


 

西高東低型
西高東低型 1998年1月24日

 

南岸低気圧型
南岸低気圧型 1998年1月15日

 

局地前線型
局地前線型 1999年1月27日

局地前線発生時のモデル図
局地前線発生時のモデル図
(水色の実線が等圧線、桃色の点線が前線。)

 

 

上に挙げた3つの天気図は、静岡県内に雪をもたらす時の気圧配置を表しています。過去に雪をもたらした時の天気図やその時の天気分布から、西高東低型(冬型)南岸低気圧型局地前線型の3つに大別することができます。

西高東低型は、大陸から寒気が日本列島に流れ込み、日本海に筋状の雲が発生して、日本海側を中心に雪を降らせる気圧配置です。天気図を見てみると、大陸には勢力の強い高気圧、日本の東海上には低気圧があり、日本付近では等圧線が縦に何本も走っていることが分かります。

南岸低気圧型は、東シナ海付近で発生した低気圧が発達しながら日本の南岸沿いに進み、太平洋側を中心に雪を降らせる気圧配置です。天気図を見てみると、四国沖に前線を伴った低気圧があり、その北東側の関東地方などで雪が降っていることが分かります。

局地前線型は、静岡県特有の気象現象で、濃尾平野から吹いてくる西よりの風と関東平野から吹いてくる東よりの風が駿河湾付近で衝突して前線が発生し、局地的な天気の崩れをもたらす気圧配置です。天気図を見てみると、西日本は高気圧に覆われていますが、関東の南海上に小さな低気圧があり、その部分だけ等圧線がへこんだ形になっています。次に、局地前線発生時のモデル図を見てみると、北西から南東に向かって気圧の低い部分が広がっていて、その部分のほぼ中央にある点線の部分で風が衝突しています。また、その東側にある黒い部分は降水域で、前線の東側で降水をもたらす雲が発生していることが分かります。

〔2001年追加〕 ごく稀ですが、上記3つの型に該当しないものもあります。例として、強い寒気を伴った低気圧が日本列島を通過する時に雪が降ることがあります。これを寒冷低気圧[前線]型ということもあります。事例としては、2001年2月16日にこの種の低気圧が通過して静岡県内に積雪をもたらしたことがあります。

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